この仕事をするようになって、もう22年も経ちます。ですから、自分の会社を立ち上げるにあたり、ホームページを作るなんてことは容易いことだと考えていましたが、完全に勘違いしておりました。
自分のことを客観的に書き記すことが、これほど苦痛だとは笑
それでも、このゴールデンウィークまでには、自分のプロフィールやこの会社[くらしたび]でやっていきたいことをまとめようという目標には、なんとか間に合わせることができました。
これは、新型コロナウィルスの影響を受け、強制的に家にいることになったことの唯一の恩恵かもしれません。
今、世の中は、かつて経験をしたことがない局面に立たされています。そして、そんな時代に[くらしたび]という会社が船出することになりました。
[くらしたび]は、「暮らしと旅の編集室」を読みやすくコンパクトにまとめた社名です。その名が示すとおり、「暮らし」と「旅」にまつわることがらを「編集」することで、社会のお役に立ちたい、という思いを込めています。
しかし、その「暮らし」も「旅」も、今は楽しむことが叶いづらい状況にあります。
つまり[くらしたび]という会社にできることは、今はほとんどなく、社会のお役に立てない状況にあります。
コロナの後には、新しい世の中になっていくと言われ始めています。
その新しい世の中がどんな世界になるのか、今は誰にもわかりません。今より良い世の中になるのかもしれないし、そうでもないかもしれない。
ただ、僕は、人が暮らしていく上で旅に出るという行為は、どんな世の中になろうとも必ず続くものだと思っています。そして、新しい基準をもった世の中に合わせて編集された情報は、旅する人たちの羅針盤になると考えています。
そんな羅針盤をつくるために今できることは、先人たちの知恵に学ぶことなのかもしれません。
今は本を読むことで、次の世界へ旅に出る勇気を貰いにいこう。
<写真> 2008年、長崎から深夜バスで早朝の丸亀に到着後、その足で向かったさぬきうどんの店「まごころ」にて。